現職27人が議席守る 福島市議選、新人は7人にとどまる

(数字はいいね)  このエントリーをはてなブックマークに追加 
現職27人が議席守る 福島市議選、新人は7人にとどまる

開票作業が行われた福島市国体記念体育館=12日夜

 12日投開票が行われた福島市議選では、震災と東京電力福島第1原発事故からの県都の本格復興をさらに加速させる新市議35人が誕生した。

 今回は現定数38から3減の新定数35が初めて適用された。定数減にもかかわらず、前回の12人を上回る新人14人の大量出馬で「基礎票を持つ現職有利」とされた選挙前の予想通り、現職は立候補29人のうち27人が当選し、新人は半数の7人にとどまった。女性候補は3人が当選した。

 投票率は47.33%で前回比4.97ポイント増加。市選管は「新人の大量出馬のほか、震災、原発事故のあった2011(平成23)年の前回から4年が経過し、あらためて自分たちの街づくりに市民の関心が高まった表れではないか」と分析している。

 小林香市長になってから初の市議選で、今後は小林市政に影響を及ぼす可能性のある会派構成や正副議長を中心とした議会人事が焦点となる。

 トップ当選は元職の石原洋三郎氏で、2位に3600票以上の差を付ける7389票を獲得。石原氏は、元衆院議員の抜群の知名度と42歳の若い力で「復興の推進と特徴を生かしたまちづくり」などを掲げ、幅広い支持を得た。

 定数削減などに伴い当選ラインは前回1500票台を大幅に上回る1800票台となった。

 当選者の政党別では民主1人、公明4人、共産4人、社民2人、無所属24人。年齢別では最年少が35歳、最高齢が67歳で新議員の平均年齢は53.8歳となった。

 議会人事などを決める臨時議会は8月上旬開会予定で、今後、水面下での調整作業が進められるとみられる。

 期日前投票は38.8%増

 6日から11日まで行った期日前投票で投票した有権者は2万8622人で前回を8003人、38.8%上回った。今回の市議選で、当選に必要な法定得票数は770.100票で、当選者はいずれも上回った。また供託金没収点は308.040票で、全候補者が上回り、供託金30万円を没収された候補者はいなかった。