大激戦「選択肢広がる」 異例の郡山市議選

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大激戦「選択肢広がる」 異例の郡山市議選

市議選で各候補者のポスターが並ぶ掲示板。62人による真夏の舌戦がスタートした

 2日告示された郡山市議選は定数38に対し、全市1選挙区となって以来最多となる現職、元職、新人の62人が立候補する異例の「大激戦」となった。選挙カーによる「お願いコール」が響き渡り、真夏の舌戦が初日から熱を帯びた。全国的に地方議員の担い手不足が指摘される中、定数を24人超える立候補に、有権者からも候補者からも「選択肢が増えて良い」と歓迎する声が聞かれた一方、「主張が伝わりづらい」との指摘もあった。

 「50年後の郡山をつくるための戦いだ。子どもたちが誇りを持てるまちにしたい」。新人候補の一人は涙ぐみながら事務所前で第一声を放った。産業面を中心に本県復興の「けん引役」が期待される郡山市。少子高齢化対策、防災など、市が抱える課題とも向き合う今回の市議選には27人の新人が名乗りを上げた。

 品川市政誕生後初の市議選で、今後の議会のありようをめぐる選挙としても注目される中、「まちづくり意識の高まり」「混戦に好機を見いだしている」など、大量出馬の要因としてさまざまな見方が広がる。ある陣営の幹部は「一人一人の思惑が入り乱れた結果ではないか」とみている。

 一方、新人を迎え撃つ現職の一人は「選択肢が広がることは有権者にとって良いこと」と述べ、「ジタバタせず、これまで通り歩いて支持を固めるだけ」と普段通りの選挙戦を強調した。別の現職陣営の関係者は「議員としての資質が問われている選挙。有権者には各候補者の政策の実現性も含め、しっかり選んでほしい」と話した。