ザベリオ高生が「模擬投票」 7月の会津若松市議選基に

 
どの候補者を選ぶか悩みながら投票用紙に記入する生徒=会津若松市・会津若松ザベリオ高

 選挙権年齢を18歳以上に引き下げる改正公選法を受け、会津若松市の会津若松ザベリオ学園高は24日、選挙に関する生徒の意識調査と、今年7月に行われた会津若松市議選を基にした模擬投票を行い、生徒が選挙の意義を考えた。新聞委員会の生徒を中心に結成された「18歳選挙権を考える会」のメンバーが意識調査と投票の結果を集計し、来週にも公表する。

 全校生約580人を対象に実施した。模擬投票では、名前や顔写真を消すなどした市議選の選挙公報を使い、生徒が政策などを見比べて1票を投じた。今後、同校の模擬選挙の結果と、実際の市議選の結果を比べる。

 意識調査では、模擬投票の際に何を基準に候補者を選んだか、投票率を上げるにはどうすべきか、学校でどのような主権者教育をしてほしいかなどを聞いた。同会は10月上旬に開かれる研修会で結果などを報告するほか、学校新聞に掲載する。