「マイク握らない」 内堀知事、福島県議選の候補者応援で

 

 11月5日告示の県議選での候補者応援について、内堀雅雄知事は26日の定例会見で「1年前の知事選で、オールふくしま、県民党ということで立候補した。そういう流れで、今回(応援演説などで)マイクを握る予定はない」と語った。

 昨年10月の知事選で、内堀知事は「県民党」として特定政党から推薦を受けなかったが、自民、民主、公明、社民など各党の支援を受け選挙戦に臨んだ経緯がある。

 同様に「県民党」を掲げた佐藤雄平前知事も県議選で特定候補者の応援演説を行った実績はなく、内堀知事は佐藤氏のスタンスを継承する方針だ。

 ただ、会見では多くの政党が知事を支える現在の県議会の体制で県議選の論戦が盛り上がらないとの指摘もあった。

 これに対し、内堀知事は「皆さんが復興再生を前に進め、今後の地方創生の息吹につなげるという思いは統一している」との認識を示した上で「(復興という)頂上は一緒だが、どういうアプローチで登るかという道筋は異なる。一人一人の候補者がどういった具体的な施策で復興再生を目指すのかを積極的に訴えていくことが重要なポイントになる」と語った。