福島県議選"関心アップ"へ 若松・ザベリオ学園高

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県議選の模擬投票に向け実施内容などを話し合う生徒=2日、会津若松市の会津若松ザベリオ学園高

 選挙権年齢の引き下げを見据え、県内の高校では自分たちの世代の意見を政治に反映させようと、生徒たちが準備を進めている。しかし、5日告示の県議選への関心はそれほど高まっていないのが現状だ。

 県議選に合わせ、会津若松市の会津若松ザベリオ学園高では、新聞委員会の生徒を中心に結成された校内組織「18歳選挙権を考える会」が模擬選挙を行う。2日の放課後、メンバーが集まって内容を話し合った。

 「(国や県には)関心を高められる方法を探ってほしい」。メンバーの渡部真菜さん(17)=2年=は「現状の選挙公報は若年層に分かりづらい」と指摘する。

 「考える会」はこれまで全校生を対象に、会津若松市議選の模擬投票と、選挙に関する意識調査を実施。生徒が選挙を意識するきっかけをつくってきた。

 県議選では、会津若松市選挙区(定数4)を想定して来週にも模擬投票を行う。校舎内に投票所を設け、生徒が自らの意思で投票できるように工夫。また、選挙公報や新聞記事などを使って周知もする予定だ。

 全校生徒に関心を持ってもらおうと準備を進める2年の星美月さん(16)は「来夏の参院選で投票する生徒も出てくる。模擬投票を通じ、本番でしっかりと候補者選びができるようつなげたい」と意欲を話した。

 「実感湧かない」 県内高校生

 県内高校生は若い世代の意見が政治に直結することを前向きに捉える一方で、県議選に対する積極的な情報収集には至っていない。

 「若い人の良い意見が政治に反映される」。いわき総合高1年の新妻央(ひろ)宙(みち)さん(15)=いわき市=は18歳選挙権を歓迎。福島東高2年の藤本幸太さん(17)=本宮市=も「若い世代が政治に関わるのはいいこと」と受け止めるが「あまり実感が湧かない」とも。

 来年夏の参院選で投票できるのは、投票日の翌日に18歳を迎えている若者となる。投票日は7月10日が有力とみられている。尚志高3年の鈴木優貴さん(17)=郡山市=は県議選について「受験生なので詳しくは分からない」とした上で「来年、選挙権を得たら必ず投票したい」と話した。