全町避難で訴えの浸透「手探り」 浪江町長選

(数字はいいね)  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 県議選と同日選として5日、告示された浪江、大熊町長選。大熊は現職が無投票当選した一方、全町避難が続く浪江町は3氏による「手探りの選挙戦」に入った。 

 浪江町民は和歌山を除く全国46都道府県に分散しているが、各陣営は「遊説は県内に絞らざるを得ないのが現状」と口をそろえる。選挙戦初日は各陣営が町二本松事務所のある二本松市内の仮設住宅を中心に遊説した。

 8年ぶりの町長選は、町民がまとまって暮らす仮設住宅が"主戦場"で、市街地でスピーカーから訴えの声が響くことは少ない。「借り上げ住宅などに住む有権者にも訴えたいが、どこに住んでいるか把握できない。同時に県議選もあり、迷惑は掛けられない」。ある候補の関係者は、苦しい胸の内を明かした。

 初日は「一刻も早く遊説に出たい」という通常の選挙戦のようなピリピリムードはなく、仮設住宅で訴えに耳を傾ける有権者も多くはなかった。「どうやって訴えを浸透させればいいのか」。各陣営の模索が続く。