「福島県議選」15日投票 残り44議席、65人最後の攻防

 

 東日本大震災から2回目となる第18回県議選(定数58)は15日、一斉に投票が行われ、即日開票される。無投票当選となった8選挙区(計14人)を除く11選挙区で残り44議席を目指し、65人が激戦を繰り広げている。

 震災から4年8カ月が経過した中、各候補者は本県が抱える多様な課題の解決に向けた施策を訴えている。しかし、明確な争点が見いだせない状況で有権者の関心は低く、投票率の低下も懸念されている。

 選挙戦となった11選挙区では、自民が現職21、新人5の計26人を擁立。無投票当選の現職7人を含め、過半数を超える議席獲得を狙う。民主は現職8、元職1、新人4の計13人が選挙戦に入っており、無投票当選の3人を含む公認16人全員の当選が目標だ。

 現有5議席の共産は現職4、新人2の計6人で議席拡大を目指す。公明は現有3議席の確保に向け、現職2、新人1の計3人が支持固めを図っている。

 社民は現職、新人の各1人、維新は新人1人が必勝を期す。無所属は現職4人が無投票当選しており、このほか現職2、元職1、新人11の計14人が最後の攻防を展開している。