会津若松市選挙区、投票率は最低43.03% 陣営の熱気も届かず

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 15日投開票の県議選会津若松市選挙区では現職・新人各2人が当選した。定数4を現職2人、新人4人で争う激戦で、各陣営は混戦と予想した。終盤に向けて陣営の熱気を帯びていったが、市民の選挙ムードは低調で、投票率は前回を下回る43.03%と過去最低を更新、有権者の政治離れが進んだ。

 得票順にみると、新人佐藤義憲氏(自民)が頭一つ抜けた9051票を獲得。父(前市議)や自身が秘書を務めた衆院議員の支持層の支援を得た。選対本部長に前JA福島五連会長を置いて農業層の票も集めた。

 2位の新人渡部優生氏(民主)は引退する現職の支持層を継ぎ、労組票や地元・河東地区を固めて7751票を獲得した。肉薄の7735票で3位の現職、宮下雅志氏(民主)は元衆院副議長、一部労組票の支援や現職の利を得て、前回から約1000票を伸ばした。

 4位の現職水野さち子氏(無所属)は衆院議員(福島4区)の全面支援を受けて6698票を得票。告示直前に維新から無所属となったことで苦戦し、前回から約千票落とした。

 新人の大竹俊哉氏(自民)は徹底した草の根運動を展開したが、組織の支援は薄く5801票にとどまった。新人古川芳憲氏(共産)は党支持層に加え、「安保法制廃止」の主張で支持を広げ4787票を得た。

 結果をみると、組織票をバランス良く取り込んだ民主は2議席を確保、一方で偏った自民は1議席のみ。両者の合計の得票数はほぼ同じなだけに、組織連携の差が順位に響いた。震災5年目の今、本県復興を方向付ける県議4人の責任は重い。