福島県議選、「下落幅」最大は40代 20代の投票率23.11%

 

 県選管は11日、過去最低の投票率46.67%となった11月の県議選の年代別投票率を発表した。年代別で最も投票率が低かったのは20代の23.11%で、4年前の前回比で0.06ポイントの微減となった。下落幅が最も大きかったのは40代で、3.49ポイント減の39.87%だった。

 投票率が最も高かったのは70代の66.82%で、前回比0.17%増。前回比で投票率が伸びたのは70代だけだった。

 男女別にみると、20~60代は女性の投票率が高かったのに対し、70代と80代以上は男性が高かった。特に、80代以上は男性が56.22%に対し、女性は39.08%と最も差が大きかった。

 県選管は、70代を除く全ての年代で投票率が下がったことを受け「全体的に投票率を上げる取り組みが必要」とする一方、来年夏の参院選から選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられることを踏まえ、「県教委などとも連携し、模擬選挙などさまざまな機会を通じて若者に投票を呼び掛けたい」としている。