『未来の知事』へ高校生が1票 ふたば未来、学法石川で模擬選挙

 
模擬選挙で投票する生徒=学法石川高

 選挙権年齢を20歳以上から18歳以上に引き下げる改正公選法を受け、県選管は3日、広野町の県立中高一貫校「ふたば未来学園高」と石川町の学法石川高で模擬選挙「未来の知事選」を行った。参加した生徒たちは選挙への理解を深めた。

 ふたば未来学園高では1年生約90人が参加。福島大の学生4人が「未来の知事選」の候補者役を務め、生徒が立会演説で4人の政策を実際に聞いた後、校内に設けられた模擬選挙の投票所で1票を投じた。

 投票所で立会人役を務めた同校の星愛莉さん(16)は「(将来の選挙では)福島を変えてくれる人に投票したいと思っている。いい体験になった」と話した。

 学法石川高では2年生264人が参加。候補者役の福島大生4人による政見放送を聞いた後、本物の選挙と同じ手順で投票した。参加した山野辺晶さん(17)は「自分の未来を託すと思うと真剣な気持ちになった。投票には行きたい」と話していた。