吉田泉氏は次期衆院選に出馬せず 民進党、人選を急ぐ

 

 元衆院議員で民進党の吉田泉氏(67)=旧民主党福島5区総支部長=は2日までに、次期衆院選に立候補しない意向を固め、周辺に伝えた。吉田氏は福島民友新聞社の取材に対し「(次期衆院選に向けた)後継候補者を人選していく」と話し、夏の参院選に合わせて衆院選を実施する「衆参同日選」を想定した後任の人選を急ぐ考えを示した。

 吉田氏は民主党政権で財務政務官や復興副大臣などを歴任。東日本大震災、東京電力福島第1原発事故から5年の節目を迎えたことや、民主、維新両党の合流による民進党が発足したことを区切りとし、次期衆院選の不出馬を決めた。吉田氏はいわき市出身。東大経済学部卒。いわき市議を経て、2003(平成15)年の衆院選で初当選し、4期。旧民主党県連代表や同党総括副幹事長などを務めた。