現職・新人一騎打ち 「楢葉町長選」告示、復興施策など争点

 

 任期満了に伴う楢葉町長選が7日告示され、届け出順に、現職の松本幸英氏(55)=1期=と元副町長で新人の鈴木伸一氏(65)の無所属2氏が立候補した。両候補は17日の投票に向け10日間の選挙戦に入り、初日はいわき市の仮設住宅を中心に遊説した。

 町は昨年9月、東京電力福島第1原発事故で全域避難となった町村で初めて避難指示が解除された。現職と新人の一騎打ちとなった選挙戦では、住民帰還の加速化に向けた取り組みや、産業再生の施策、復興へのまちづくりが争点となる。

 投票は17日午前7時から県内3カ所で行われる。楢葉町コミュニティセンターで午後8時まで、いわき市の楢葉小・中学校中央台仮設校舎体育館で午後7時まで、会津美里町の宮里仮設住宅北集会所で午後5時まで、それぞれ受け付ける。同日午後9時から楢葉町コミュニティセンターで開票される。6日現在の有権者数は6184人(男性3006人、女性3178人)。

 支持訴え『第一声』

 7日告示された楢葉町長選には、再選を目指す現職の松本幸英候補(55)と元副町長で新人の鈴木伸一候補(65)が立候補、現職と新人が激突する一騎打ちに突入した。両候補は、いわき市の選挙事務所で第一声を放ち、17日の投票に向け支持を訴えた。