『漫画で学ぶ選挙』パンフレット完成! 郡山の専門学校生ら制作

 
漫画のパンフレットを手にする(右から)川又さん、渡辺さん、伊東さん

 18、19歳の「新たな有権者」に選挙の基礎知識を学んでもらおうと、国際アート&デザイン専門学校(郡山市)の生徒が作成を進めていた選挙教材となる漫画のパンフレットが完成した。

 漫画制作は、県選管からの制作依頼を受けた同校の生徒が、18歳選挙権の概要や意義、投票方法、選挙運動の留意点の各テーマ別で制作に取り組んできた。原案の発表会などを経て修正を加え、漫画を完成させた。漫画のパンフレットはA5判カラー8ページで、4万冊作成。5月下旬から高校や大学、専門学校などに配布された。

 「投票方法」の漫画などを担当したコミックイラスト科2年の渡辺尚輝さん(19)は「文字の見やすさや配置を意識し、分かりやすさを重視した」と述べた。同科2年の川又梨子さん(20)は、幅広い年代に親しんでもらおうとキャラクターのデザインや着色などを考案し「選挙の基礎知識を学んでもらいたい」と語った。同科2年の伊東玲央さん(20)は、20代の投票率の低さを指摘し「自分たちがよりよい未来をつくるため、政治に関心を持ってもらいたい」と話した。

 漫画のパンフレット完成報告会は17日、同校で開かれる。