高校生の政治活動学ぶ 安積高御舘校で主権者教育授業

 
選挙について考えた安積高御舘校の生徒ら

 福島県郡山市の安積高御舘(みたて)校は14日、今夏の参院選で選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられることから、同校で「主権者教育」に関する総合学習を行った。福島民友新聞社の渡辺順販売部長を講師に、高校生の政治活動などについて学んだ。

 全校生約60人が参加。生徒らはクイズなどを通じ、選挙の仕組みやインターネットを使った選挙運動のルールなどに理解を深めた。渡辺部長は「政治や選挙について学ぶことは、これからさまざまな場面で役に立つ。分からないことを調べたり、家族や先生に聞いたりしながら、興味や関心を高めてほしい」と訴えた。また、新聞などを利用して情報を取り入れることの大切さも呼び掛けた。

 参加した同校3年の男子生徒(17)は「選挙でやってはいけないことを知ることができた。これからはもっと関心を持っていきたい」と話した。