「いろいろ調べて選挙に行きたい」 安達高で18歳選挙権の授業

 
選挙について学んだ安達高の3年生ら

 二本松市の安達高は22日、同校で「18歳選挙権」について学ぶ授業を行い、福島民友新聞社の渡辺順販売部長が公職選挙法に触れる行為など、選挙のルールや仕組みを分かりやすく解説した。

 今回の参院選から選挙権年齢が「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げられたことから、一部が新たな有権者となった3年生を対象に開いた。

 総合学習として授業が行われ、3年生約240人が参加した。

 渡辺部長は「正しい知識がないと公選法違反に巻き込まれる可能性もある」と指摘し、選挙クイズなどを通じて選挙の仕組みや選挙運動のルールなどを説明した。

 渡辺部長は「選挙には多額の税金が使われており、権利を行使しなければ税金の無駄遣いにもつながる。分からないことがあったら家族に相談するなどして、選挙への関心を高めてほしい」と述べた。また、新聞などを活用して情報を取り入れることの大切さも語った。

 3年生の生徒(18)は「選挙が人ごとではないと感じたし、いろいろ調べて選挙に行きたいと思った」と話した。