クイズを通し選挙学ぶ 太田看護専門学校で公選法など解説

 
選挙の仕組みやルールなどを学んだ学生

 郡山市の太田看護専門学校は27日、同校で「18歳選挙権」について学ぶ授業を行った。福島民友新聞社の「ハローみんゆう教育応援プロジェクトまなぶん事務局」の渡辺順販売部長が公職選挙法に触れる行為など選挙のルールや仕組みを分かりやすく解説した。

 同校の教養講座の一環として実施。今回の参院選から選挙権年齢が「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げられたことから、1、2年の学生約160人を対象に実施した。

 渡辺部長は「選挙権を持つということ」をテーマに講演。選挙クイズなどを通じて選挙の仕組みや選挙運動のルール、選挙費用などについて説明した。「戸別訪問は買収の機会として利用されやすい。皆さんも注意してほしい」と呼び掛けた。また英国が国民投票で欧州連合(EU)離脱を決めたことを受け、選挙の重要性を強調。「選挙は世の中を変える大切な行事。政治、社会に関心を持ち、人を見る力を養って、選挙に臨んでほしい」と訴えた。参加した1年の学生(18)は「投票の仕方やSNSでの注意点などが分かった。新聞を見て、選挙に参加したい」と話した。