須賀川市長3選・橋本克也氏に聞く 複合施設を核にまちづくり

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「まちづくりの推進に力を尽くす」と語る橋本氏

 17日に告示された須賀川市長選で、2期連続の無投票当選を果たした橋本克也氏(53)は、福島民友新聞社のインタビューに応じ、市民交流センターなどを核にしたまちづくりの推進に力を尽くす決意を語った。3期目の抱負などを聞いた。(聞き手・編集局長 菊池克彦)

 ―3選おめでとうございます。2期の総括と3期目の抱負を。
 「東日本大震災発生から3年間を復旧期、その後2年間を復興期として施策に取り組み、着実に歩みを進められたと思う。今後は、中心市街地に複合施設の市民交流センターなどを整備するが、それらをまちづくりに生かしていけるよう責任を果たしたい」

 ―まちづくりの展望は。
 「図書館や公民館機能などを持つ市民交流センターは、計画段階から市民の皆さんに協力してもらっている。市民がつくり上げ、育てていく施設で、いかに活用するかがまちづくりの鍵になると感じている。また、日本たばこ産業(JT)跡地(の活用法)は、須賀川インターチェンジの近くで、8.7ヘクタールと広く、まちづくりに大きな影響を与えるはず。市が跡地を取得することも選択肢の一つだ」

 ―観光誘客については。
 「ウルトラマンの発信力を借りて、松明(たいまつ)あかしなど須賀川の歴史や伝統、魅力を全国に伝えていきたい。市民交流センターには須賀川市生まれの故円谷英二監督のミュージアムも設置予定。円谷監督の偉業として、特撮をしっかりと継承、保存していくことも須賀川の大きな使命だ」

 ―基幹産業の農業をはじめ産業振興はどう進める。
 「農業については、農産物に対する風評払拭(ふっしょく)のために、岩瀬郡の首長と、東京や大阪の市場でPRしている。『地元生産者が自信と誇りを持って作った物を届けに来た』と良さを伝えていくことが大切だ。また、須賀川テクニカルリサーチガーデンの工業用地の分譲を進めている。企業誘致に今まで以上に取り組むため、さらに新しい工業用地も選定した」

 ―市の活力維持に向けた人口減少対策や人材育成についての考えは。
 「まずは、今住んでいる市民に住みやすさを感じてもらい、住み続けたいと思ってもらうこと。交流人口を増やして多くの人に地域を知ってもらい、ついのすみかとして考えてもらいたい。また、子どもたちの教育は未来の人材育成につながる。市内の小、中学校で小中一貫教育の須賀川モデルをスタートさせた。成果を上げていきたい」

 ―福島空港の今後の利活用については。
 「東日本大震災時には福島空港が活躍した。今後も災害時の拠点空港としての位置付けが必要だ。また、LCC(格安航空会社)の参入を含めていろいろ展開を考えるべきだ。海外からの入国は他の空港でも、帰るときに福島空港を利用する旅行商品などができることに期待したい」