棚倉町長選、投票率は過去最低 直前まで無投票濃厚が要因か

 
当選証書を受ける湯座氏(右)

 投開票が4日に行われた棚倉町長選の投票率は58.12%で、記録が残っている1967(昭和42)年以降の過去最低を更新した。これまでで最も低かった2008(平成20)年の61.04%を2.92ポイント下回った。

 告示直前まで現職の無投票当選が濃厚とみられていたことから、有権者の関心が高まらなかったことが要因とみられる。町選管によると、18、19歳の投票率は集計中という。

 近津3(77.70%)、近津2(71.67%)で70%を超えた一方、社川(51.53%)、棚倉3(54.37%)、棚倉2(54.15%)は50%台にとどまった。

 「生きがいある町づくりを」 再選の湯座氏に当選証書

 任期満了に伴う棚倉町長選で再選を果たした湯座一平氏(55)への当選証書付与式は5日、町役場で行われた。

 半田真利町選管委員長が湯座氏に当選証書を手渡し「これまでの経験を生かし、生きがいある町づくりに尽力してほしい」と激励した。松本英一町議会副議長が祝辞を述べた。

 湯座氏の任期は8日から4年。