「葛尾村長選」13日告示 新人2人立候補予定、選挙戦が濃厚

 

 任期満了に伴う葛尾村長選は13日告示、23日投開票で行われる。ともに無所属の新人で、JA福島さくら代表理事復興対策本部長の篠木弘氏(65)と、IT広告会社経営の高橋翔氏(28)が立候補を予定しており、選挙戦が濃厚となっている。東京電力福島第1原発事故により村に出されていた避難指示は、今年6月に帰還困難区域を除いて解除された。選挙戦では、復興に向け今後どのような村づくりを進めるかなどが焦点になるとみられる。

 篠木氏は安全・安心の確保や医療福祉の充実、産業の再生と雇用の確保などを政策に掲げる、高橋氏はIT・ロボット関連起業家の移住誘致による雇用・産業の創出などを主張している。

 立候補の届け出は13日午前8時30分から午後5時まで、村役場で受け付ける。9月2日現在の有権者数は1270人(男性654人、女性616人)。