葛尾村長に新人・篠木弘氏 無投票で初当選、1人出馬取りやめ

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支持者と万歳して初当選を喜ぶ篠木氏(右)

 任期満了に伴う葛尾村長選は13日告示され、無所属の新人でJA福島さくら代表理事復興対策本部長の篠木弘氏(65)のほかに届け出がなく、篠木氏が無投票で初当選を果たした。

 同村は東京電力福島第1原発事故による避難指示が6月12日に帰還困難区域を除いて解除されたが、解除地域の住民帰還率は7%(今月1日現在)にとどまっている。農畜産業の再生や生活環境の整備などが依然として課題となっている。

 同村長選は当初、篠木氏ともう1人の新人男性による2人の選挙戦になるとみられていたが、男性は告示直前の12日に出馬取りやめを発表した。

 篠木氏への当選証書付与式は24日午前9時30分から、村役場で行われる。任期は11月12日から4年。

 リーダーシップに期待

 一時は新人同士による選挙戦が濃厚とみられた葛尾村長選は、告示直前で1陣営が出馬を撤回、一転して篠木弘氏(65)が無投票当選となった。

 同村長選は、告示まで1カ月となっても立候補予定者が不在の中、現職の松本允秀氏が今期限りでの引退を表明した。6月に帰還困難区域を除いて避難指示が解除された同村。復興への課題が山積する中でのかじ取り役という重責もあり、候補者の擁立は難航したが、松本村長からも出馬の打診を受けた篠木氏が立候補を決断した。一時は出馬を表明していたほかの新人が告示前日に取りやめ、12年ぶりの無投票に落ち着いた。

 村民の帰還促進や農畜産業の再生、小・中学校の再開など課題は多く、村の復興はこれからが正念場となる。新たな村政を担う篠木氏のリーダーシップに期待がかかる。