候補者調整、可能性示す 次期衆院選・野党共闘で玄葉氏

 

 民進党県連代表の玄葉光一郎衆院議員は5日、福島市で開かれた県連常任幹事会で、次期衆院選での野党共闘について、共産党との相互推薦はしないなど一定の条件下であれば、候補者調整もあり得るとの考えを示した。野党間の候補者調整は党本部が行うとした。

 あいさつで玄葉氏は「政治の知恵、技術とは、簡単にいえば相互推薦などはせずに接戦区で(共産党に候補者を)降ろしてもらうこと。消極的だが一種の調整、連携の範囲内に収めることが大事だ」と述べた。

 選挙協力の方向性として、党の独自性を尊重するため、相互推薦せず、政策協定も結ばずに統一候補を擁立した昨夏の参院選福島選挙区での野党の協力関係が念頭にあるとみられる。

 また玄葉氏は、公認候補者が事実上の空白となっている福島5区について「勝てる候補者を擁立したい」と意欲を語った。県内で接戦が予想される選挙区としては1、2区を挙げた。