古川川俣町長、職員らに別れ「退任」 4期14年・任期途中

 
町職員と支援者の見送りを受けて退庁する古川町長

 川俣町の古川道郎町長(72)が6日、病気療養に専念するため任期途中で退任した。退任式は同日、町役場で行われ、東京電力福島第1原発事故からの復興事業など4期14年にわたり町政のかじ取りを担った古川町長をねぎらった。

 古川町長は「任期途中で町長の職を退くことになり、職員の皆さんに大変申し訳なく思っている。町の発展とさらなる復興の推進は新しいリーダーにお任せしたい。14年にわたり支えてくれた皆さん感謝したい」とあいさつした。退庁時には、町職員と多くの支援者が古川町長に花束とともにねぎらいの言葉を送った。

 古川町長は一昨年12月に脳梗塞を発症、約5カ月にわたりリハビリのため入院し、昨年5月に公務復帰した。古川町長の退任に伴い、川俣町長選は21日告示、26日投票で行われる。次期町長が決まるまで伊藤智樹副町長が7日から町長職務代理者となる。