新人4氏の選挙戦へ 川俣町長選21日告示

 

 古川道郎前町長の辞職に伴う川俣町長選は21日告示、26日投開票で行われる。

 いずれも無所属の新人で、前県議の佐藤金正氏(68)、元町収入役の藤原一二氏(70)、前町議の高橋道弘氏(64)、アパート経営の半沢清義氏(73)が立候補を予定しており、4氏による選挙戦が濃厚となっている。

 病気療養のため古川前町長が1月中旬に任期途中で辞職を表明し、わずか約1カ月で選挙戦に突入する。

 東京電力福島第1原発事故で避難区域となった同町山木屋地区の避難指示解除が3月31日に迫る中、町の再生に向けたかじ取り役を選ぶ選挙となる。

 佐藤氏は政治経験の豊かさと実績を強調、復興政策の強化などを主張する。藤原氏は町政の継続性を念頭に置き、町民第一の町づくりを重点に据える。高橋氏は町長給与を50%減額した上で、町民目線で町政の刷新を掲げる。半沢氏は高齢者を対象に町内と福島市を結ぶバスの無料化などを訴える。

 町長選と同日程で町議補選(欠員1)も行われる。元職1人と新人1人が立候補を予定している。

 立候補の届け出は21日午前8時30分から町役場で受け付ける。昨年12月2日現在の有権者数は1万2461人(男性6180人、女性6281人)。