「田村市長選」告示まで1週間 合併後初の選挙戦に

 

 任期満了に伴い4月2日告示、同9日投開票で行われる田村市長選は、26日で告示まで1週間になる。これまでに無所属の現職で4選を目指す冨塚宥暻氏(71)と、無所属の新人で前県議の本田仁一氏(54)が立候補を表明、2005(平成17)年3月の町村合併に伴う市誕生以降、初の選挙戦となる可能性が高い。

 合併の効果や震災と原発事故からの復興施策を検証し、市の未来像を市民にどう示せるかが焦点になる。冨塚氏は旧船引町、本田氏は旧常葉町出身で、全市的な支持を得られるかどうかが当選の鍵となる。

 冨塚氏は新市のまちづくりや復興施策を進めてきた3期12年の実績を強調して市政継続を訴える。本田氏は市議、県議の経験を踏まえ、産業創出や雇用確保、人口減対策を実現する決意を見せる。

 市長選と同日程で、市議補選(欠員1)が行われる。2日現在の有権者数は3万2704人(男性1万5985人、女性1万6719人)。