立候補予定2氏が「郡山の将来像」語る 郡山市長選・公開討論会

 
公開討論会に臨む品川氏(右)と浜津氏

 任期満了に伴い9日告示、16日投票で行われる郡山市長選の立候補予定者2氏による公開討論会が5日、同市で開かれ、現職の品川萬里氏(72)=1期、新人で前市議の浜津和子氏(63)が市の振興策や将来像を示した。郡山青年会議所の主催。

 2氏は五つの質問に回答。市の将来像について、品川氏は「環状道路を整備し、どこでも通信可能な交通通信都市を目指す」、浜津氏は「市民が安全、安心な生活を送ることができる都市に成長させる」と述べた。

 地域活性化策では、品川氏が「産学官などが連携し、ノウハウを交換していくことが地域活性化の核となる」、浜津氏が「ふくしま医療機器開発支援センターなどの機関と地元企業との連携を進める」と回答。子育て支援策では、品川氏が「保育所やダブルケア(介護と育児の両方同時に直面する状況)などを総合的に捉える」、浜津氏が「小中学生の給食費を無料にし、保育士らの処遇改善を図り待機児童の受け皿を確保したい」と語った。