田村市長選で「総決起大会」 9日・投開票、2氏が決意語る

 

 9日投開票の田村市長選に立候補している、いずれも無所属で、現職の冨塚宥暻候補(71)と新人の本田仁一候補(54)は5日、同市で総決起大会を開いた。

 冨塚候補は3期12年の実績を強調。「市民は家族と思い、市政を進めてきた。全て一気に解決することはできない」と市政継続を訴えた。学校給食無料化や医療充実、企業誘致などの施策を掲げながら「皆さんの苦労を無駄にしないために精いっぱい頑張りたい」と決意を述べた。吉田美政選対本部長、玄葉光一郎衆院議員、増子輝彦参院議員、今泉裕連合福島会長らがあいさつした。

 本田候補は「挑戦して人口減少に歯止めをかけたい」と強調。雇用や産業創出、子育てでの母親の負担軽減などの対策に取り組む考えを示した。若者から高齢者まで活躍できる社会の実現に触れながら「活気づいてきたといわれるような田村市にしていきたい」と決意を述べた。石井国仲連合後援会長、森雅子参院議員、杉山純一県議会議長、満山喜一同副議長らがあいさつした。