経済県都の活性化へ、支持者前に第一声 郡山市長選告示

 

 9日に告示された郡山市長選は、いずれも無所属で、現職の品川萬里氏(72)=1期=と、新人で前市議の浜津和子氏(63)による7日間の舌戦に入った。経済県都の活性化に向けた政策を有権者に浸透させられるかどうかが注目される。

 品川氏は「市民一人一人が素晴らしい人生を送れ、本県発展に寄与するような市政を一緒に築こう」、浜津氏は「子どもを産み、育てた女性の視点を市政に生かしたい」とそれぞれ第一声を放った。

 告示日は、郡山市と隣接する田村市長選の開票日と重なった。現職が敗れた結果に、品川陣営の国分紘一連合後援会事務局長(74)は「影響はないと思う。組織の気を引き締めて支持拡大を図る」と述べ、浜津陣営の川前光徳選対本部事務局次長(50)は「新人が勝ち、全体の士気は上がる。流れに乗りたい」などと話した。

 郡山市長選では、自民党郡山総支部が両氏とも推薦を見送り、民進党福島2区総支部、公明党郡山総支部、社民党郡山総支部が自主投票の方針を決定、共産党郡山・安達地区委員会が浜津氏支持を決めている。

 市議会では、最大会派・創風会の市議らが浜津氏を支持。所属議員が創風会に次いで多い会派・新政会の市議らが品川氏を支持している。