「郡山市長選」16日投開票 現・新2氏舌戦...「最後のお願い」

 

 任期満了に伴う郡山市長選は16日、投開票が行われる。いずれも無所属で、再選を目指す現職の品川萬里候補(72)=1期=と、新人で前市議の浜津和子候補(63)は選挙戦最終日の15日、市中心部などで「最後のお願い」を繰り広げる。

 投票は16日午前7時~午後8時、市内149カ所で行われる。開票は午後9時30分から、郡山総合体育館で行われ、選管確定は17日午前1時30分ごろの見込み。有権者数は8日現在で27万3476人(男性13万3529人、女性13万9947人)。

 若年層の動向に注目

 16日に投開票が行われる郡山市長選は、いずれも無所属で、再選を目指す現職の品川萬里候補(72)=1期=と、新人で前市議の浜津和子候補(63)が一騎打ちの舌戦を繰り広げ、最終盤を迎えた。

 15日は、品川候補が終日、旧市内を中心にきめ細かく遊説し、桜木の選挙事務所で選挙戦を締めくくる。浜津候補は郊外を回った後、夕方に旧市内に入り、朝日から移った長者の選挙事務所で遊説を打ち上げる。

 今回の市長選は、4年前の前回で関心の高かった復興施策が争点にはならず、子育て支援や経済県都活性化の在り方、市の将来像などを市民にどう示せるかが焦点となっている。

 しかし、期日前投票の14日時点の投票者数は前回の市長選を下回るなど選挙ムードは低調で、両陣営とも投票率の行方を気にしている。また、今回の市長選で「18歳選挙権」が初めて適用されるため、若年層の投票動向も注目される。

 品川陣営は投票率が前回を下回る40%前後と予想し、6万5000~7万票の獲得を狙う。浜津陣営は前回を上回る投票率47%程度と予想、6万5000票を当選ラインとして集票を目指す。