元副町長・黒田氏が立候補を「正式表明」 広野町長選

 

 12月8日の任期満了に伴う広野町長選に出馬意思を固めた新人で元副町長の黒田耕喜氏(64)は28日、同町で記者会見し、無所属での立候補を正式に表明した。

 黒田氏は、学校給食費の無料化やデマンドタクシーなど使いやすい公共交通の導入を挙げ「古里に戻った町民の暮らしを落ち着かせる必要がある。町民目線で対話し、明るく元気な町にしたい」と意欲を語った。

 津波で被災したJR広野駅東側地区の再開発計画を巡り、集合住宅の建設を疑問視し「震災の教訓を頭に入れ、安全、安心に軸足を置くべきだ」と述べた。