現新2氏、票掘り起こしへ舌戦 会津坂下町長選・終盤の情勢

 

 任期満了に伴う会津坂下町長選は、投票日の11日に向け終盤戦に入った。届け出順にいずれも無所属で現職の斎藤文英候補(65)=1期、新人の元町議会議長斎藤善平候補(64)が票の掘り起こしに向け舌戦を繰り広げている。

 斎藤文英候補は、旧町村単位に設けた七つの後援会を中心に遊説や個人演説会を展開。若者定住対策や商工業振興など1期4年の実績を強調している。

 斎藤善平候補は、財政再建に向けた町役場新庁舎建設の延期など町政刷新を訴える。後援会を中心に地盤を固め、各地区での遊説で票の上積みを図っている。

 両陣営とも、投票率は4年前の前回の68.94%を超えるか、同程度とみている。同日程で町議補選(欠員1)が行われることもあり、町民の関心が高まっている。