自民党いわき総支部、前職・渡辺氏を推薦せず いわき市長選

 

 任期満了に伴い9月3日告示、同10日投票で行われるいわき市長選の対応について自民党いわき総支部は26日、前職で党籍を持つ渡辺敬夫氏(71)を推薦しないことを決めた。

 26日、同市で開いた拡大役員会で、渡辺氏から出された推薦願について協議した。会合は冒頭を除き非公開。終了後、青木稔総支部長が報道陣の取材に応じ「清水敏男氏の推薦は決まっていたこと。渡辺氏を推す議員もいるが、活動内容によっては市長選後に(処分を検討する)党紀委員会を開く」と述べた。

 総支部は、党内から複数人が出馬して分裂選挙となった過去2回の市長選で推薦を見送ったが、今回は推薦願の受付期間を「5月10日までの10日間」と設定。同月に拡大役員会を開き、最終判断を青木総支部長に一任する形で清水敏男氏(53)=1期・無所属=の推薦を決めていた。