投票日を知っていた「95.8%」 投票率過去最低の郡山市長選

 

 郡山市は16日までに、「まちづくりネットモニター」を対象にインターネットを活用した市政アンケートの本年度第1回調査「選挙における有権者の意識について」の結果をまとめた。4月に行われ、投票率が過去最低の38.05%だった市長選の投票日を「知っていた」と回答した人が95.8%に上った。投票日を知っていたが、投票しなかった市民が多い現状が浮き彫りとなった。「知らなかった」は4.2%だった。

 調査結果から、市選管は「有権者に投票日の啓発が行き届いていることは分かった。対象を絞り、投票に行ってもらうための啓発を行う必要がある」としている。市長選では、有権者数が多い40代前半の「団塊ジュニア世代」の投票率が低かったため、この世代の投票率向上を図る考え。

 これまで投票を棄権したことがある人に棄権理由を尋ねた設問では、「候補者に期待していない」が20.6%と最多で、「他の用事で時間がなかった」が20%、「その選挙に関心がなかった」が18.1%と続いた。

 期日前投票所がどこにあれば利用しやすいかを尋ねた設問では、「ニコニコこども館などの子育て支援センター」「ショッピングセンター」「コンビニエンスストア」などの意見が寄せられた。

 アンケートは6月2~11日、モニター340人を対象に行い、91.2%に当たる310人から回答を得た。