宮本富岡町長「戻りたいと思える町に」 2期目・初登庁で抱負

 

 任期満了に伴う富岡町長選で再選を果たした宮本皓一氏(70)は7日、2期目の初登庁をした。町役場で就任式に臨み「職員と力を合わせ、一致団結して新しい富岡町をつくっていく」と古里の再生に向けた抱負を述べた。任期は6日から4年。

 宮本氏は、東京電力福島第1原発事故で町に出された避難指示が帰還困難区域を除いて解除されたものの、帰還の動きが鈍い現状に触れ「町民が戻ってきたいと思えるまちづくりを進めなければならない」と強調。2期目に当たり、生活環境の充実や雇用の場となる産業の再生、交流人口の拡大に力を入れる考えを示した。式に先立ち、宮本氏は町役場前で町職員や支持者に出迎えられた。