立候補予定者3氏が『将来像』示す いわき市長選・公開討論会

 
公開討論会に臨む(左から)宇佐美氏、渡辺氏、清水氏

 任期満了に伴い3日告示、10日投票で行われるいわき市長選の立候補予定者による公開討論会が31日、同市で開かれた。現職の清水敏男氏(54)=1期、新人で元衆院議員の宇佐美登氏(50)、元職の渡辺敬夫氏(71)が登壇し、市の将来像などで主張を戦わせた。いわき青年会議所(JC)の主催。

 3氏は三つのテーマの質問に答えた。人口減少の中で市が進むべき方向性と取り組みについて、宇佐美氏は「地域医療日本一、安心できる医療が必要」と主張、渡辺氏は「子育てしやすい環境や雇用の場が大事」と強調した。清水氏は「若者に魅力を感じてもらえる施策を打つ」と述べた。

 食品の風評払拭(ふっしょく)策について、宇佐美氏は「独自のインターネットサイトで全国においしさを発信する」と提言、渡辺氏は「首都圏の主婦や築地関係者に安全性を発信してもらう」と答えた。清水氏は「GAP(ギャップ、農業生産工程管理)認証を受け、東京五輪の選手村で使ってもらう」とした。