好調!いわき市長選「期日前投票」 2日で前回比・2236人増

 
出足好調の期日前投票

 10日投開票のいわき市長選で、4日から市内15カ所で始まった期日前投票の出足が好調だ。4、5の両日で7310人が期日前投票を済ませており、2013(平成25)年の前回と比べて2236人上回っている。

 期日前投票初日の4日は3270人(前回比1185人増)、2日目の5日は4040人(同1051人増)。ただし、近年の選挙では当日投票でなく期日前投票を選ぶ有権者が増えていることもあり、最終的に投票率が上がるとは言い切れない面もある。昨年9月の市議選も期日前投票は好調だったが、最終的な投票率は12年市議選より3.39ポイント下がり過去最低の46.66%だった。

 投票率向上に向け、市選挙管理委員会は各地で街頭啓発を展開。市内では、投票所で投票後に希望すると発行される「投票済証明書」を活用したサービスを提供している店舗もある。

 大手スーパーのマルトは、投票済証とマルトカードを持参すると10ポイントを付与。市民の政治への関心の向上につなげようと、選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられた昨年から始まった。

 また、小名浜地区の約100店舗が加盟する小名浜スタンプクラブは、同クラブが発行するスタンプ25枚と交換。スタンプを500枚集めると、加盟店で500円分の買い物ができるなど、サービスを受けられる。