現新2氏、浮動票取り込み『鍵』握る 下郷町長選・終盤の情勢

 

 任期満了に伴う下郷町長選は24日の投票に向けて終盤戦に入った。届け出順にいずれも無所属で、現職で再選を目指す星学候補(70)=1期、新人で元副町長の星澄雄候補(69)が激しい舌戦を繰り広げている。

 星学候補は高齢者のタクシー利用での助成制度の創設など1期4年の実績をアピール。政見に掲げた小・中学校給食費の補助拡充の範囲を全額補助とより鮮明にし、子育て世帯への支援強化を打ち出している。

 星澄雄候補は健全な財政運営に基づく将来を見据えたまちづくりの必要性を強調。既存企業への支援を通じた雇用の拡大、学校トイレの洋式化をはじめとする教育環境の向上を訴え、支持拡大を図っている。

 両候補の陣営とも投票率は4年前の前回の87.38%と同程度を予想。若い世代を中心とした浮動票をいかに取り込めるかが勝敗の鍵を握るとみている。