【18歳選挙権】貴重な1票体感 福島東稜高、喜多方桐桜高で授業

 

 候補者役が討論

 福島東稜高と日本青年会議所(JC)福島ブロック協議会は13日、選挙について学ぶ特別授業を同校で行い、生徒が模擬投票などを通して選挙制度に理解を深めた。18歳になった3年生が有権者として衆院選で初めて投票することから企画され、約230人が参加した。

 授業では、同協議会の渡辺輝長副会長が選挙制度の概要や投票の意義などを説明し、候補者役のメンバーが討論した。女性の社会進出やエネルギー問題などについての主張を聞いた生徒たちは模擬投票で、賛同した候補者に1票を投じた。

 「高揚感と不安」

 会津喜多方青年会議所(JC)は13日、喜多方桐桜高で未来の有権者教育プログラム「みらいく」の授業を行い、生徒が模擬選挙を体験した。

 メンバーが講師となり、3年生約190人に選挙の流れや有権者の声が政策などに反映される政治の仕組みを説明。続いての模擬市長選で、候補者役の3人が観光振興、人口減少対策、女性の社会進出に関する公約を発表。生徒が主張を聞いて1票を投じた。

 生徒(18)と、衆院選投開票日の22日が誕生日の生徒(17)は「初めての選挙に高揚感と不安がある。授業で習ったことや新聞、テレビの情報を参考に投票したい」と話した。