現職、元職一騎打ちへ 二本松市長選、告示まで1カ月

 

 任期満了に伴い11月19日告示、同26日投開票で行われる二本松市長選は、19日で告示まで1カ月になった。

 これまでに無所属の現職で再選を目指す新野洋氏(66)=1期=と、無所属の元職で元県議会議長の三保恵一氏(68)が立候補を表明、4年前の前回と同じ顔触れでの一騎打ちが有力。震災と原発事故からの復興など、新野氏が任期4年で進めた各施策の在り方が問われる選挙となる。

 新野氏は人口減少対策など1期目の実績と市政の継続を訴え、各地で市政報告会を開き支持固めを進める。自民党支持層に支えられ、選挙戦をいかに展開するかが注目される。

 三保氏は将来を見据えた事業展開の必要性などを主張。前回の敗戦を受け、この4年を「充電期間」としながら市民との対話を重ねた。後援会組織を軸に支持拡大を狙う。

 市長選と同日選で、市議補選(欠員1)が行われる。同市の9日現在の有権者数は4万7257人(男性2万3120人、女性2万4137人)。