現新3氏が立候補へ 「広野町長選」14日告示、選挙戦確実

 

 任期満了に伴う広野町長選は14日、告示される。いずれも無所属で、再選を目指す現職の遠藤智氏(56)=1期、新人で元副町長の黒田耕喜氏(65)、新人で元県職員の岡田秀平氏(68)が立候補を表明しており、3人による選挙戦が確実な情勢だ。

 町長選が行われるのは震災後2度目。原発事故の影響で多くの住民が避難していた前回は、告示から投票前日までの選挙期間を10日間に延長したが、今回は住民の約8割が帰還したため、通常の5日間に戻した。投票は19日で即日開票される。

 選挙戦では、帰還した住民の生活環境改善に向けた取り組みや復興を後押しする産業振興策、JR広野駅を中心とする地域活性化への施策などが争点となる。

 立候補届け出は14日午前8時30分~午後5時、町役場で受け付ける。

 10月21日時点の有権者数は4263人(男性2218人、女性2045人)。