広野町長選告示、現新3人立候補 選挙戦突入、生活環境争点に

 

 任期満了に伴う広野町長選が14日告示され、届け出順にいずれも無所属で、新人で元県職員の岡田秀平氏(68)、新人で元副町長の黒田耕喜氏(65)、再選を目指す現職の遠藤智氏(56)=1期=が立候補、19日の投票に向け選挙戦に入った。

 町長選は東日本大震災後2度目。東京電力福島第1原発事故による一時避難を経て8割の住民が帰還しており、ニーズが高い医療と福祉の充実や子育て支援など生活環境の改善にどう取り組むのかが争点となる。

 復興拠点として再開発が進むJR広野駅東側地区と中心市街地の西側地区の在り方、3000人を超える作業員との共生など今後のまちづくり、農業振興や雇用創出など復興を支える産業政策も問われる。13日現在の有権者数は4280人(男性2232人、女性2048人)。