「福島市長選」19日投票 選管確定は20日午前0時ごろの見通し

 

 任期満了に伴う福島市長選は19日、投開票が行われる。届け出順にいずれも無所属で、再選を目指す現職の小林香候補(58)=1期、新人で幼児園長の法井太閤候補(72)、前復興庁福島復興局長の木幡浩候補(57)、元県議の桜田葉子候補(60)の4人は18日、福島市の中心市街地などで最後の訴えを繰り広げ、7日間の選挙戦を締めくくった。

 2005(平成17)年以来となる4人が立候補した選挙戦は、復興の在り方が問われた前回とは異なり明確な争点がない中、県都の将来像をどう描き、市民に示せるかが問われる。

 小林候補は子育て支援や震災復興など市政継続を強調、木幡候補は産業と観光の一体的振興や待機児童の解消、桜田候補も待機児童解消や高齢者が暮らしやすい環境整備を掲げ、法井候補は独自の子育て支援金給付や給付型奨学金などを訴えた。

 投票は19日午前7時~午後8時、市内81カ所で行われる。開票は午後9時30分から市国体記念体育館で行われ、選管確定は20日午前0時ごろの見通し。

 11日現在の有権者数は23万8873人(男性11万5473人、女性12万3400人)。