「二本松市長選」告示 現職・新野氏、元職・三保氏が立候補

 

 任期満了に伴う二本松市長選は19日告示され、届け出順に、いずれも無所属の、元職で元県議会議長の三保恵一氏(68)と、再選を目指す現職の新野洋氏(66)の2人が立候補を届け出た。4年前の前回と同じ顔ぶれで、両候補は市中心部で支持者を前に第一声を放ち、26日の投開票に向け7日間の選挙戦に入った。

 震災、原発事故からの復興に加え、産婦人科医師の確保や産業・農業支援、企業誘致など、人口減少に歯止めをかける具体的な施策や、市の将来像をどう示せるかが焦点になる。

 三保候補は市長を経験した3期10年の実績を強調。子育て支援の拡充や高齢者福祉の充実、企業誘致・産業振興による雇用の確保などにスピード感を持って取り組む姿勢を示している。市議11人が支持する。

 新野候補は子育て支援などによる定住人口増加など1期目の実績をアピール。農業や商店、企業など地元で頑張る人を支える政策や観光交流人口の増加などを掲げ市政継続を訴える。自民系市議14人が支持する。

 18日現在の有権者数は4万7217人(男性2万3105人、女性2万4112人)。