『当確』...事務所に歓声 二本松市長選、三保氏「市民が主役」

 
城山総合体育館で行われた開票作業=26日

 26日に投開票が行われた二本松市長選は、元職三保恵一氏(68)が返り咲き、再度、市政のかじ取りを託された。一方、再選を目指した現職の新野洋氏(66)は組織力を存分に生かせず、涙をのんだ。

 三保氏の選挙事務所には午後7時30分から始まった開票作業が進むにつれて続々と支持者が詰め掛けた。同8時40分ごろに「当選確実」の一報が流れると、勝利を喜ぶ歓声が沸き起こった。三保氏は「皆さんの温かい心に支えられた」と支援に感謝し、「市民が主役の二本松をつくる」といあさつした。

 新野氏の選挙事務所では午後9時前に「落選」が伝わり、吉報を待つ選対幹部や支持者が肩を落とした。新野氏は「私の不徳の致すところ」と敗戦の弁を述べ、感謝を伝えた。

 二本松市の城山総合体育館で行われた同市長選の開票作業は午後7時30分にスタート。職員が投票用紙の仕分けや集計の作業に当たった