「相馬市長選」終盤戦へ 2候補が舌戦、票固めを進める

 

 相馬市長選は21日、終盤戦に入る。届け出順に、現職の立谷秀清候補(66)、新人で元相馬市議の荒川五郎候補(69)の両陣営による舌戦が続いている。投票日は24日。

 投票率については、選挙運動の広がりなどを要因に両陣営とも前回の63.96%を上回り、65~67%前後を想定。投開票日がクリスマス期間と重なり、期日前投票の割合が高くなることも予想され、票固めを進めている。

 両陣営とも当選ラインは大台の1万票前後とみており、得票目標を立谷陣営は1万2千、荒川陣営は1万1~2千と掲げる。

 立谷陣営は市政継続による復興の仕上げを強調。後援会や推薦団体の引き締めを図るとともに、応援を受ける市議組織の各地盤など市内全域での浸透を図る。

 荒川陣営は市内全域を巡り、現市政に批判的な票の取り込みで支持拡大を目指す。市民主導の行政運営を訴え、浮動票の掘り起こしにも力を入れている。

 16日現在の有権者数は2万9875人(男性1万4702人、女性1万5173人)。