【伊達市長選】過去最多6人立候補へ 具体的な将来像が『鍵』

 

 任期満了は2月11日。1月21日告示、同28日投開票で行われる。現職の仁志田昇司氏(73)=3期=が昨年9月に立候補を表明して以降、新人5人が次々に名乗りを上げ、過去最多の6人による選挙戦が濃厚な情勢だ。

 仁志田氏は9月議会で4選を目指すことを明らかにした。昨年11月に元県北農林事務所長の須田博行氏(59)と元市議の高橋一由氏(65)、同12月には元県議の遠藤保二氏(69)が会見を開き、立候補を表明。同月下旬に開かれた立候補予定者説明会に、市議の橘典雄氏(68)と農業の佐藤易広氏(76)の陣営が出席した。

 高橋、橘、佐藤の各氏は2014(平成26)年の前回も立候補しており、4人で争った前回は仁志田氏が2900票以上の差を付けて3選を果たしている。

 大型商業施設の誘致に向けた動きがあり、相馬福島道路の開通を控える中、市民の選挙戦への関心は高く、市の具体的な将来像を示せるかが鍵となりそうだ。