新人・菅野氏が立候補表明 喜多方市長選、遠藤氏と一騎打ちへ

 

 任期満了に伴い21日告示、28日投票で行われる喜多方市長選に、新人で元市職員の会社役員菅野康裕氏(62)が6日、無所属で立候補すると表明した。

 告示まで2週間に迫り、無投票の可能性が浮上していた情勢は一変。既に出馬表明している新人の前県議遠藤忠一氏(69)との一騎打ちが濃厚となった。

 菅野氏は喜多方市出身。喜多方工(現喜多方桐桜)高卒。市職員として旧5市町村の合併協議会事務局長や総合政策、建設両部長を歴任、2015(平成27)年から第三セクターの市ふるさと振興専務を務めている。同市では、15年の市議選、県議選喜多方市・耶麻郡選挙区と無投票が続いており、菅野氏は福島民友新聞社の取材に「有権者の審判を仰いで市政運営を担いたい」と述べた。

 現職の山口信也氏(77)=2期=は昨年、今期限りでの引退を表明している。