子育て支援、産業振興を重視 喜多方市長選・候補者アンケート

 

 喜多方市長選は、いずれも無所属新人で元市部長の菅野康裕候補(62)と元県議の遠藤忠一候補(70)が28日の投開票に向けて舌戦を繰り広げている。福島民友新聞社は両候補にアンケートを実施、市政運営の方針などを聞いた。

 「重視する課題」について、両候補とも子育て支援と産業振興を選択、子育て支援の課題対応として子どもの遊び場や市立図書館などの施設整備を挙げた。

 菅野候補は産業振興の課題対応に「地元企業の研究開発支援」と回答。遠藤候補は「市の将来像」の項目に「高付加価値産業(研究機関等)を創出できるまちへ」と記入するなど政策の大きな違いは見られない。

 一方、「合併後の市政運営に対する評価」について、菅野候補は「合併後10年間の検証がされていない」として「75点」、遠藤候補は「合併特例債事業のハード整備が8割完了した」として「80点」を付けた。

 政策の類似点が目立つ中で、公約実現に向けた手腕をどうアピールできるかが焦点となる。