2期8年・桜井南相馬市長が退任 市政運営振り返り感謝伝える

 
市民らから贈られた花束を手に庁舎を後にする桜井市長(右)

 28日に任期満了を迎える南相馬市の桜井勝延市長(62)は26日、市役所で行われた退任式で、震災・原発事故の復旧・復興など2期8年間の市政運営を振り返り「震災と原発事故で大きな不安と直面しながらも職員は市役所にとどまり、付いて来てくれた」と感謝を伝えた。

 桜井市長は職員約70人を前に「市の復興はまだまだ道半ば。市職員の誇りを持ち、南相馬の復興を途絶えさせず、さらに発展させてほしい」と語った。

 市役所庁舎正面玄関には大勢の市民や職員が見送りに訪れ、次々と花束などを贈った。