新党移行の方向性を確認 民進党福島県連

 

 民進党の増子輝彦幹事長(参院福島選挙区)は8日、福島市で福島県連が開いた常任幹事会で新党結成方針について説明、理解と協力を求めた。県連の亀岡義尚幹事長は会合後「新党の動きについては皆、進めるべきだということで大きな方向性を共有できた」と述べ、改めて協議の場を設けて県連としての意思を決定するとした。

 増子氏は会議の冒頭で「1200人近い地方議員がいる民進党を存続政党とした上で中道的な改革政党としての道を歩む。安倍政権と対峙(たいじ)し、二大政党による政権交代の選択肢を早くつくり、国民に示さなければならない」と新党結成へ理解を求めた。その後、非公開となった会合では新党の綱領や政策についての要請を受けたとしている。

 増子氏は会合後「基本的には理解いただいた。地方の声を今後の協議に反映させていく」と強調。亀岡氏は「綱領や政策など新党の動きを見極めた上で後日、改めて協議する。私としては一人も欠けることなく、皆で一緒に(新党に)行きたい。そのための県連運営に臨んでいきたい」と語った。