福島県知事選向け組織強化 国民民主県連・増子氏、対応急ぐ

 
国民民主党県連の結成に向け一致結束を誓った参加者

 郡山市で26日に結成大会を開く国民民主党県連の代表候補となった増子輝彦氏(参院福島選挙区)は14日、今秋の知事選への対応について、前回知事選で旧民主、社民両党県連と連合福島、無所属県議による「4者協議会」が内堀雅雄氏を擁立したことを踏まえ、「今の内堀県政の本家・本元は私どもが擁立し、選挙体制を作ったと自負している。一日も早く組織強化に取り組む」と語った。

 新たな県連組織の設立を急ぐ背景には、知事選や来年の統一地方選、参院選に向けた選挙体制を整備する狙いもあるとみられる。県内では新党に参加せず立憲民主党や無所属として活動する動きもあり、増子氏は「主義・主張が違うから決別した訳ではない。県連を中心に連携していきたい」と述べ、選挙協力していく考えを示した。

 14日には、新たな県連組織の設立準備会が結成された。世話人代表となった瓜生信一郎県議は「(離党した議員と)またいつの日か一緒になれることを信じている。(国会議員には)県議らの志を理解し、国政で存在感を高める新しい政党になれるよう頑張ってほしい」と求めた。会議には小熊慎司氏(衆院比例東北)も参加した。国民民主党県連の結成後も、福島市にある旧民進党県連事務所は運用を継続する。